青山spiralエントランスにて雪の映像によるプロジェクションマッピングを施したインスタレーション“snow phases”を公開。
moon phaseという言葉があります。これは月の満ち欠けを表し、その変化する様を言います。snow phasesはこの言葉になぞらえ、雪自体そして雪によって変化する様子を意味します。
雪が降ると世界は白で覆われます。垂れ下がる雪庇(せっぴ)や氷柱(つらら)、そしてダイヤモンドダストなど、雪が見せてくれる表情は様々に変容。この作品では、それらの雪とそれに付随して起こる風景の変化を映像で表現しました。
ガラス面には特殊なフィルムを貼っています。それは視界をうっすらくもらせて透過し、かつ映像を投影します。ガラス面が曇っている様子は結露している雪国の窓を想起させてくれました。
“snow phases” at Spiral, Tokyo 2012
Ksuke FUKUSHIMA,Shohei TAKATA @Nda 「snow phases」(2012)
Courtesy of Spiral/Wacoal Art Center
“snowphases digest” BGM by kawasekohske
展示のDMデザインも弊社で行っていました。
こちらは映像を投影するガラス面のグラフィックデザイン。白い部分がカッティングシートによる装飾となり、映像投影の半透明フィルムと重なります。
spiral店内のプロジェクターを設置するタワーの土台。
雪の結晶の集合が白い面を構成するデザインになっています。タイポグラフィもよく見ると結晶の集まりになっています。